正しい温泉の入り方


入浴前の注意点

正しく入浴すれば、爽快でリラックス効果もあり、体に良い効果をもたらす温泉ですが、

それぞれの温泉には禁忌もあり、身体が弱っているときなどは、かえってマイナスの効果になることがあります。

持病がある場合などは、主治医に相談しておきましょう。

 

入浴前、入浴中のアルコールは厳禁です。

脳貧血、不整脈、心臓発作、溺死、転倒などのリスクが大きく高まります。

 

食事の直前、食後すぐの入浴は、消化吸収の妨げとなります。

できれば1時間以上の休息をとってから入浴しましょう。

 

激しいスポーツの直後の温泉入浴も、心臓にかかる負担が倍増します。

また入浴は、体表面の血液循環が良くなるため、筋肉には十分な血液が回らず、かえって疲労が抜けない状態になる場合があります。


正しい温泉の入浴手順

  • 入浴する前に、しっかりと水分補給をしておきましょう。
  • 足元から順にかけ湯を行い、お湯の温度に徐々に体を慣らしていきましょう。
  • いきなり全身浴はせず、まずは半身浴を行い、水圧と心臓の負担を減らしましょう。
  • 入浴時間は、額にほんのり汗が出る程度が目安です。汗が流れるほどの長湯はやめましょう。
  • 洗い場や、浴槽のふちなどに腰かけて、間にも必ず休息をとりましょう。
  • 入浴回数は、一日に3回までにしておきましょう。(それ以上は湯あたりの危険があります)
  • 入浴には大きなエネルギーを必要とし、また血圧も変動します。入浴後は体調が安定するまでゆっくりと休息をとるようにしましょう。
  • 入浴中には肌から油脂が溶け出しやすいため、入浴後の肌はとても乾燥しやすい状態です。入浴後は保湿クリームなどを使ってしっかりとケアをしましょう。